■■ とても嬉しかった一通の手紙
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『泣いて笑って漫才人生』 内海好江
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最近は講演の仕事が、結構あります。
そのきっかけとなったのは、
東京の上野にある下町風俗資料館から、
浅草の話をしてもらいたいと頼まれたことでした。
若い人にはどうかと思いましたが、
生まれ育った浅草の昔の風景や出来事、
悲惨な戦争体験などをまじえて話しました。
それから一年ほどたって、
また下町風俗資料館から同じような依頼があったときのことです、
会場には、十三、四歳ぐらいのガールスカウトの子どもさんたちも来ていました。
講演を終えたあと、その中のひとりの女の子にサインを頼まれたんですが、
「ごめんなさいね、今ここでサインはできないの、あとで書いて送りますからね」
といって、その日は別れました。
その場で書いてあげられればいいんですが、
満足に学校にいけなかったものですから、
サインペンですらすらと上手に書いてあげられないんです。
サインを頼まれたときは、あとで書いて送るようにしています。
そのときも講演のあと家に帰ってから、
きちんと色紙にサインをして送ってあげました。
すると、しばらくたって、その女の子からお礼の手紙が届きました。
礼状を書くというのは当たり前のようでも、なかなかできません。
親御さんが、しっかりしているんでしょうね。
その礼状には、次のような言葉が添えられていました。
「いつも明るい好江おばさんが、涙を流しながら戦争のお話をしていましたが、
本当に戦争をやってはいけないということを、おばさんのお話を聞いてよくわかりました。」
若い人に戦争の話はどうかなと思っていたものですから、私の言いたいことが
伝わったことを知って、とても嬉しく感じました。
今でもそのお嬢さんからは、年賀状が毎年届きます。
このごろは、『泣いて笑って漫才人生』というテーマで、人生の悲喜こもごもの話をよくしています。
本業やテレビトークとはまたちがった角度から、多くの人に語りかけることで、
私自身も勉強になりますし得がたい体験もさせてもらっています。
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この著書は、かなり前のものですが、書棚の隅に隠れていたのを見つけ出し
また読み返しております、年配の方でしたらご存知かと!
漫才師とはいえ、「気遣い,心遣い」と真摯な姿勢は、非常に好感的です、
私は今年、54になります、何か、母親のような感じをもっています、
また次回、彼女の『こころ』『人とは!』・・・について紹介いたします。
ではまた、グッドラック!
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